高齢者向け施設の1つであるサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）は、介護の機能を基本的に有していませんが、安否確認や生活相談のサービスを行っています。民間の企業が運営している事もあってそれぞれの施設のごとの違いが大きい事も特徴となっています。

ある有名企業が運営している東京都にあるサ高住のケースで見てみると、月額の利用料が約30万円ほどとなっていますが、既に満室になっているところが多いです。この約30万円という料金は、東京のサ高住として高額な部類ではなく、施設によっては40万円にせまる事も珍しくありません。

サ高住には原則として介護サービスが付いていないので、介護サービスを希望する場合は在宅介護サービスを別に依頼する必要があります。
サ高住は民間が運営していることもあって需要と供給のバランスで料金が設定されています。

昨今では、サ高住への需要が非常に大きくなっているので料金も高騰しがちです。都心を少し離れれば、比較的料金の安いサ高住もあります。

公の施設であればここまで費用がたくさん必要となる事があまりありません。しかし、公の施設は民間の施設以上に希望者が多く、入居待ちの方が非常にたくさんいます。

今後、民間の企業が今以上に介護の分野に進出してきた場合は、供給が増えるので料金が下がっていく可能性もあります。
しかし、いずれにしてもある程度まとまったお金が必要となる事には変化がないと言えるでしょう。